
子どもが未来の自分にワクワクできる社会をつくる
手塚麻里
思春期にホームレスを経験、逆境から培った「生き抜く力」
1985年、長崎県生まれ横浜育ち。ごく一般的な4人家族の家庭で育つが、中学3年生の時に、ある日突然住む家を失い、そこから約2年間に及ぶホームレス生活を余儀なくされる。「高校まで無償で通っていい、自分の手で稼ぐことができた時、その時の子どもたちにできることを」と理事長や多くの大人たちに未来と命を繋いでもらう。すべての子どもたちにワクワクする未来のキッカケを届けたい。この壮絶な経験が、どんな困難をも乗り越える強い精神力と、現在の活動の原動力となる土台を育んだ。
5つのアルバイトを掛け持ちし、念願の看護師・教育の道へ
高校卒業後、周囲の大人たちの支えもあり、「看護師になる」という自身の夢を叶えるため看護学校へ進学。学費と生活費を自ら稼ぐため、5つのアルバイトを掛け持ちしながら猛勉強の末に資格を取得した。
2008年から2019年まで、大学病院の救命の現場や美容クリニックにて看護師として勤務。その後、インターナショナルスクールでスクールナースを務め、翌年にはクラス担任として子どもたちと深く関わる経験を積む。自身が多くの大人に助けられてきた背景から、「次世代を担う子どもたちに、言葉だけでなく実質的な手を差し伸べたい」「継続的な関わりこそが必要だ」と痛感。「子どもたちの夢を応援する」ことへの強い情熱が、ここから本格的に芽生え始める。
自宅の1階から始まった「こども万博」の創設と躍進
3児の母となり、神戸へ移住。忙しく子育てに奮闘していたコロナ禍の2022年、自宅の1階で「こども万博」に繋がる第一歩をスタートさせた。最初の参加者はわずか12人、描かれた夢は128個。しかし、手塚の圧倒的な 熱意は瞬く間に全国へ波及し、イベントは急速に拡大した。
今後の展望:地域に根ざした活動から、世界という国際的な舞台へ
2026年9月には、神戸にて過去最大規模となる「こども万博」の開催を予定。さらにサンマリノ共和国をはじめ、マレーシアなど初の海外展開(グローバル展開)も決定。 「こども万博」を通じて実現したいのは、単に子どもたちに夢を描く場を提供するだけでなく、その夢を現実にするために「継続的に伴走し、サポートし続ける仕組み」の構築である。地域、全国そして世界の子どもたちの未来を照らすため、挑戦を続けている。
TEDxKobe2024登壇
『夢を応援することが全てを変える』
これまでの情熱的な活動が認められ、世界的なプレゼンテーションの舞台「TEDxKobe2024」にスピーカーとして登壇。スピーチ『夢を応援することが全てを変える』では、自身の逆境を乗り越えたエピソードを交えながら、子どもたちの夢を大人が本気で応援することの素晴らしさを語り、会場を深い共感で包み込みました。
メディア掲載
- 朝日新聞
中3の秋、ホームレスになった私 退学止めた校長が出した二つの条件
- 神戸新聞
子どもたちの夢を応援したい 神戸のいち家庭で始まった試みが、数千人を集める「こども万博」に
- 読売新聞
夢に挑む子供たち 本気で応援
- KADOKAWA「brand new ME!」
「子どもの夢を応援したい!」自宅から生まれた取り組みが全国展開の大規模イベントに成長
- デイリースポーツ
高校時代にホームレス生活を経験した元看護師 受けた恩を次世代につなぐ「こども万博」が大盛況 子どもたちの夢を大人が全力で応援
- まいどなニュース
高校時代にホームレス生活を経験した元看護師 受けた恩を次世代につなぐ「こども万博」が大盛況 子どもたちの夢を大人が全力で応援
- JapanStep
「こども万博」で感じた子どものポテンシャル~未来を問う、知の万博(第3回)
- スタジオパーソル
中3で夜逃げ、2年間のホームレス生活。36歳で「こども万博」を創設し、9.5万人を動員した元看護師の話。
- 朝日新聞
夢を持とう 世界で「こども万博」
- 朝日新聞
元ホームレス中学生、慶応病院の看護師を経て こども万博で世界へ
- 神戸新聞
神戸の家庭から始まった「こども万博」とは? こどもCandy社長・手塚麻里さんに聞く<編集委員インタビュー>